最近、固定電話の回線を解約しました。
それによって、使わなくなった電話機の親機1台と子機1台があります。古いとはいえ、捨ててしまうのはもったいないことです。
そこで、子機だけでも有効活用できないかと考えました。偶然にも、現在使っている電話機と必要なくなった電話機は、同じメーカーのものでよく似た機種なのです。
もしかしたら、現在使っている電話機の子機として使用できるかもしれません。試すのはタダなので、ダメ元でやってみました。
電話機の型番を見てみる
使わなくなった電話機
Panasonic VE-GP31-W
現在使っている電話機
Panasonic VE-GP51-S
2つの電話機は、どちらもPanasonic製で、購入日も1年ぐらいしか違わなかったと思います。
型番を見ると、WとSは電話機のカラーで、あとは31と51が違うだけです。実機はボタンの配置もほぼ同じで、大きな違いは漢字表示できるかどうかです。
どうやら、VE-GP31とVE-GP51は下位機種・上位機種の関係にあるようです。何となく、子機の有効活用ができそうな気がしてきました。
子機を加える操作の手順
作業の流れは、次のとおりにすればよさそうです。
- 子機を減らす( 減設 )
- 出荷時設定
- 子機を増やす( 増設 )
- 親機から追加した子機へ電話帳を転送する
ここからは実際に操作をしていきます。なお、操作方法は機種ごとに違うので、そのままマネをしないようにしましょう。
使わなくなった電話機の子機減設と出荷時設定
まずは、使わなくなった電話機の親機と子機の関係を解除( 減設 )します。この作業は、出荷時設定をすれば必要ないのかもしれませんが、念のためやっておきました。
その後、出荷時設定をします。電話機には使用してる間の個人データが記憶されています。出荷時設定をすることで、これらのデータが消去されて出荷時の状態にすることができます。
子機を減らす( 減設 )
親機での設定が必要。子機側の設定は不要
【 親機 】
1.機能/修正
2.#178
…コキ ゲンセツ [ケッテイ]オス
3.決定
…ゲンセツ バンゴウ [12….]オス
4.1~6 子機の番号
…ゲンセツシマスカ? ハイ=* イイエ=#
5.決定
出荷時設定
本機を廃棄・譲渡・返却する時、固有の情報の流出による不足の損害などを回避するため、登録した内容や録音された用件などを消去します。
【 親機 】
1.親機から電話機コードを外す
2.機能/修正
3.#111
…シュッカジヘ モドス [ケッテイ]オス
4.決定
5.*
…ショキカチュウ
…サイキドウガヒツヨウデス [ケッテイ]オス
6.決定
【 子機 】
1.F1
2.#111
…シュッカジヘ モドス
3.F1
…スベテ ショキカシマス ハイ=* イイエ=#
4.*
…コキショキカ チュウ
…サイキドウガヒツヨウデス [F1]オス
5.F1
使用中の電話機に使わなくなった電話機の子機を加える
子機を増やす(増設)
【 親機 】
1.親機から電話機コードを外す
2.機能/修正
3.#123
…子機増設 [決定]を押す
4.決定
…増設番号 [..3456]を押す
5.3~6 増設する子機の番号を表示から選ぶ
【 子機 】
3分以内に子機の操作をする
1.F1
2.#123
…コキゾウセツ
3.F1
4.F1
…トウロクシマシタ
親機から追加した子機へ電話帳を転送する
【 親機 】
1.機能/修正
2.#143
3.決定
…電話帳転送 [決定]を押す
4.転送先選択
5.決定
5.電話帳=一斉 を選択
6.決定
…転送開始は [決定]を押す
6.決定
7.処理完了後、取消
現在使用してる電話機の子機として使えるようになったか確認
- 発信
- 着信
- 内線
- 電話帳
普段使っている機能は上のとおりですが、全て問題なく使用できるようです。当然ですが、増設した子機のディスプレイに漢字表示はできません。元々そういう機能は無いのですから。
実際に使うかどうかはまだ決めていませんが、子機はできるだけすぐ取れる場所にあったほうが便利ですよね。そのため1台でも多いほうが助かるのではないかと思います。
ということで、実験成功です!