ぱっと見はそっくりに見えるヒラメとカレイ。
一般的には、高級なヒラメに庶民的なカレイというイメージがあるようです。
ですが、具体的にどこが違うのか、知らない人も多いと思います。
そこで、ヒラメとカレイの見分け方や比較をしてみました。
ヒラメとカレイの見分け方
1.左ヒラメに右カレイ
顔を見て、目が向こうで口がこちらになるように置く。
こうして置いた時に、頭が左右どちらにあるかで判断します。
左に頭があるとヒラメで、右だとカレイです。
ただ、これには例外があります。
ヌマガレイという種類はカレイの仲間なのですが、頭が左になるのです。
他にも結構例外があるので、「左ヒラメに右カレイ」だけで判断することはできません。
2.口の大きさ
ヒラメとカレイは、食べているものが違います。
ヒラメは小魚を、カレイはゴカイを主に食べています。
そのため、この2つの魚は、口の形が違います。
ヒラメの口は、大きく裂け口の中には鋭く尖ったギザギザの歯が並んでいます。
カレイの口は、おちょぼ口と言われているぐらい小さいのです。
3.目の違い
ヒラメもカレイも、エサを待ち構える時に隠れるのが得意な魚です。
ヒラメは、自分の体の色を周りの色に合わせる擬態で隠れます。
カレイは砂に潜って隠れることがあるのですが、その時に目だけを出しています。
ヒラメの目は、あまり飛び出てはいません。目の中にはハート型の黒目があります。
カレイの目は、飛び出ています。
ヒラメとカレイ 大きさの違い
基本時にはヒラメのほうが大きく、カレイは小さい。
しかし、これにも例外はあります。
カレイの仲間にオヒョウという種類がいます。
このオヒョウは、大きいものでは3mを超え、体重は200kg以上になることもあるようです。
しかも、40歳以上になるものもいるというから驚きです。
寿命
ヒラメは成長が早く、すぐに大きくなりますが、寿命は数年程度と言われています。
カレイは成長が遅く、寿命は十数年程度と言われています。
旬
ヒラメの旬は冬です。
カレイはというと、たくさんの種類があり、とれる地域もさまざまです。カレイの種類によって、旬が違っています。
よく見かけるメイタガレイ・マコガレイ・イシガレイの旬は夏です。
料理
【 ヒラメに向いた料理 】
刺し身、ムニエル、煮付け、フライ、塩焼き
【 カレイに向いた料理 】
煮付け、唐揚げ、ムニエル、一夜干し、刺し身
値段
一般的には、ヒラメのほうが値段が高く売られています。でもこれは条件によって変わってきます。
カレイの中にも高級な種類もいるし、サイズによっても価格は変わってきます。
ヒラメも最近では養殖物が多く、天然物より安く売られています。
場合によっては、ヒラメよりカレイの値段が高いこともあります。
ヒラメとカレイの栄養比較
近日公開予定