うちには、古いカーポートがあります。
屋根は2度張替えていますが、柱や骨組みはまだまだ使えそうです。
実際、屋根の張替えに来た業者の人に見てもらったのですが、「まだ十分使えますよ。」とのことでした。
ただ、問題があります。
屋根に降ってきた雨は、プラスチック製のクサリをつたわせてるという方式でした。
このクサリ、紫外線にやられてもろくなり、風でちぎれ、跡形もない状態です。
クサリの付いていた穴からは、雨水がばしゃばしゃと落ちてきます。
下は土なので、掘れて穴があいたり、泥水を飛び散らせたりします。
そこで、今更ながら対策をしてみようということになりました。
カーポートの雨水対策を考える
- クサリを取り付ける
- 樋(とい)を取り付けて柱に固定する
- 樋(とい)を取り付けて支柱に固定する
対策として思いついたのは、上の3つの方法です。
どの方法がいいのか、考えてみました。
○ クサリを取り付ける
一番簡単な方法だと思います。
ただ、風に弱くクサリが揺らされて音がしたり、クサリをつたって落ちてきた雨水が飛ばされてしまいます。
○ 樋を取り付けて柱に固定する
樋を柱のほうまで横にはわせ、柱から真下に下ろして固定する方法です。
確実に固定でき、見た目もスッキリした方法だと思います。
○ 樋を取り付けて支柱に固定する
樋を真下に下ろし支柱を立てて固定する方法です。
台風の風に耐えられるように支柱を立てる必要があります。
樋を取り付けて支柱に固定する方法に決定
どうせ付けるならということで、樋を取り付けることにしました。
樋はカーポートの柱に固定する方法にしようと思っていたのですが、なぜか家族の意見で、支柱を立てて固定する方法になりました。
支柱を立てるという工程が増え、強風にも耐えられるよう立てられるか心配です。
でもまぁ、楽しみながらやってみたいと思います。
カーポート用雨樋の部品購入
・カーポート用丸たて樋
直径:42mm 長さ:1.8m
・カーポート用雨樋 丸ジャバラ止め
直径:42mm 長さ:54cm
風で揺れる屋根の振動を吸収するために、ジャバラを使いました。
・カーポート用雨樋 丸アタッチメント・パッキン
直径:42mm
購入したのは上の3つ。
色はブロンズでそろえました。
購入時の注意点
サイズを測ってから購入することです。
長さはもちろんのこと、アタッチメントの取付ができるスペースがあるかも調べる必要があります。
あと、カーポート用雨樋にはいくつか種類があります。
形や直径が違うと、接続できません。
形・・・丸、角など
雨樋の直径・・・37mm、42mmなど
売っているお店
近所のホームセンターを何軒かまわったのですが、売っていませんでした。
家の雨樋ならあったのですが、カーポート用の雨樋は特殊過ぎなのかもしれません。
そこで、ネットで探してみることにしました。
さすがネットショップ、ちゃんとカーポート用雨樋ありました。
もちろんネットで安く購入しました。
その他の必要な道具・消耗品など
○ 電動ドリル
かなり古い電動ドリルです。先端に取り付けるドリルセットと共に家にありました。
ネジ穴を開けるのに使用します。
○ ドライバー
家にあったプラスドライバー。アタッチメントをカーポートにネジ止めするのに使用します。
○ 支柱
ホームセンターで、直径:25mm 長さ:2.1mの防獣杭を購入。支柱として使います。
○ 支柱用穴掘り器
ホームセンターで購入。支柱用の穴を掘るのに使います。
○ 結束バンド
屋外で使用できる耐候性の結束バンドを、ホームセンターで購入。支柱に雨樋をしばるのに使用します。
○ テープ
ネジ穴の位置を決めるため、パッキンを、カーポートに仮止めするのに使用します。
カーポート用雨樋の取り付け方法
1.穴を拡張する
クサリの付いていた所なので、もともと穴は開いています。でも、雨樋の太さに比べると、穴が小さすぎます。そこで、穴を大きくしました。
○ カーポートの穴を大きくする作業のページはこちらです。
2.汚れを落とす
取付部の汚れをふきとったり、穴の近辺にゴミが詰まっていないか、簡単に確認掃除します。
3.取り付けネジの穴を開ける
もともと雨樋が付いていないカーポートなので、取り付けようのネジ穴は開いていません。そこで、電動ドリルを使って穴を開けます。
まずは、穴を開ける位置を調べます。
取り付ける位置にパッキンをテープで仮止めし、ネジの位置を鉛筆などでマークします。場所がわかればパッキンを取り外します。
電動ドリルで穴を開けます。ネジの太さに合わせた穴を開けます。
4.カーポートに雨樋を取り付ける
パッキンとアタッチメントをドライバーでネジ止めします。
アタッチメント、丸ジャバラ止め、たて樋の順番で取り付けます。差し込めば止まるようにできています。
本来は、隙間をコーキング処理したり、接続部を雨樋接着剤で接着します。私は買い忘れたので使っていません。今のところ問題はないようです。
5.支柱を立て雨樋を固定する
穴を掘って支柱を立てる。結束バンドを使い、雨樋を支柱にしばって固定する。
○ 支柱を立てる作業のページはこちらです。
6.排水テスト
じょうろなどで屋根に水をかけ、排水テストを行います。
取り付け後、台風を経験してみて
あとは、雨樋の一番下に、L字型の雨樋かジャバラを取り付けて、雨水で地面が掘れないようにすれば完璧です。ジャバラと雨樋の取り付ける順番を変えたので、追加で必要になりました。
部品は、ネットで購入することができるのですが、単品だと送料がかかってしまいます。欲しい道具を購入する時に、一緒に購入して取り付けようと思っています。
心配だった支柱の強度ですが、今のところ問題ないようです。排水もうまくいっています。あとは耐久性ですね。