家の掃除・片付けをしている時、古いアルバムが目に止まりました。「これを見てしまうと掃除ができなくなる」と思いつつも、見たいという誘惑に負けてしまいました。どんな写真が貼ってあるのか見てみると、自分の子供の頃の写真や、見たことのない人の写真、白黒の写真までありました。懐かしいという感覚ではなく、貴重なものという感じがします。
「これは残していかなくては」という気持ちになりました。しかし、アルバムがボロボロで、白い台紙は茶色くシミのようになっています。幸い写真のほうは、ほとんどダメージがないようです。そこで、古いアルバムから写真を剥がし、新しいアルバムに移すことにしました。
古い写真はアルバムから剥がれない
最初は簡単に考えていたのですが、写真がアルバムから剥がれません。爪で写真を剥がそうとすると、写真の裏がアルバムにくっついたまま破れてしまいます。
アルバムの台紙には、横に線を引いたように糊(のり)が付けられています。その糊が、長い年月で固まってしまい、完全に写真を接着してしまっているようです。無理に剥がそうとすると、写真が破れてしまいます。何かいい方法を見つけないと、古いアルバムから写真を剥がすことができません。
古い写真を剥がす方法を探してみた
- 水に付けて剥がし、陰干しする
- ドライヤーで温めて糊を柔らかくして剥がす
- 剥がすのはあきらめて、台紙ごと写真の大きさに切る
大体この3つの方法を見つけることができました。
(3つめの方法は、剥がさないんですけどね)
この中の、ドライヤーを使う方法で写真を剥がすことにしました。
実践する前に
実践するなら自己責任でやりましょう。もし自身が無ければあきらめるか、やってくれる業者を探しましょう。
全て大事な写真だと思いますが、最初はあまり重要ではない写真からにしましょう。はじめは要領や加減がわからないけど、徐々にコツをつかめると思います。
ドライヤーを使って実際に写真を剥がしてみる
○ 条件
・ 写真は写真屋さんでプリントされたもの
・ アルバムのストライプ状の糊だけで付けられたもの
プリンターで印刷した写真は、新たに印刷したほうがいいと思います。
自分で糊を付けて貼り付けたものは、うまくいかないと思います。
○ 用意するもの
・ ドライヤー
・ 爪楊枝
1.透明のフィルムをめくって写真をドライヤーで温める
まず、透明のフィルムをめくります。
そして、写真をドライヤーで温めます。すると写真の下の糊が温まります。
写真を温め過ぎると、変色したりする可能性があるので気を付けましょう。
2.爪楊枝で写真の端を浮かせる
爪楊枝で写真の端を持ち上げて、手でつかめるようにします。ドライヤーで温めただけで写真の端が反って浮き上がることもあります。
持ち上がらなければ、もう一度ドライヤーで温めたり、台紙を軽く曲げるといいでしょう。爪楊枝ではなく、カッターの刃を写真と台紙の間に差し込んで剥がす人もいるようです。
3.写真を端を持ち、剥がす
写真の両端を持ち、アルバムから剥がす。
ここが一番重要なのですが、持った写真を上に持ち上げないことです。剥がそうと上に持ち上げると、ほぼ確実に写真の裏が破れてしまいボロボロになります。
上の写真を見れば分かると思いますが、ほとんど持ち上げず、手前に引くように力を入れます。力の入れ方は、「ゆっくり・優しく・慎重に」を心がけてください。うまく剥がれているか、確認しながら剥がしましょう。
重ねて放置せず新しいアルバムに保存する
剥がした写真は重ねて放置しないようにしましょう。せっかくきれいに剥がせたのに、写真同士が貼り付いて大変なことになってしまいます。
写真のカビや湿気が気になる場合は、天気のいい日に少し乾燥させたほうがいいかもしれません。風通しのよい部屋に新聞紙をしき、写真を重ならないように並べて数日間放置します。直射日光には当てないようにしましょう。
あとは、お気に入りのアルバムに整理するだけです。
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まとめ
最初の数枚は、コツが分からず少し手間取ったけど、慣れればスムーズに作業ができました。全ての写真をアルバムから剥がし取ることができました。あとは新しいアルバムにはるだけです。