日本は地震が多い国だと言われていますが、最近特に地震の発生が増えているような気がしませんか?
大地震も予測されており、日本各地で起こる可能性があると言われているので心配です。
そんな中、気になるのがエレベーターです。 地震でエレベーターが止まり、中に閉じ込められたというニュースをたまに聞くからです。
自宅のマンションや仕事、ショッピングなどでエレベーターを利用する機会は多いですよね。高層マンション、高層ビルなどのエレベーターは特に心配です。
実際に大地震が発生した時にエレベーターはどうなるのか?その時どのような行動をとればいいのか?いざという時のために覚えておき、冷静に対処できるようにしたいですね。
地震発生時のエレベーターの動き
大きな地震を感知した時には、地震時管制運転装置により最寄りの階に自動停止して扉が開きます。速やかにエレベーターから降りて避難してください。
エレベーターが自動停止する震度は、メーカーなどによって違いがあるようです。約震度4、約震度5弱以上の揺れを感知した時などさまざまです。
地震時管制運転装置の付いていないエレベーターの場合は、自動で最寄りの階に停止することはありません。エレベーターの中で揺れを感じた場合は、全ての行先階ボタンを押すようにしましょう。
もし閉じ込められてしまった場合
とりあえず落ち着きましょう。窒息することはありませんし、しばらくは電気も消えることはありません。
非常ボタンを押して非常電話で外部に救助を求めましょう。停電していても非常電話は使用できます。非常電話の相手側はどのエレベーターからの呼び出しなのか説明しなくてもわかります。携帯電話だと、どこのエレベーターかうまく説明できず時間がかかる可能性があります。
救助を要請したら後は落ち着いて待ちましょう。地震の規模によっては長時間待たなければいけません。あるエレベーター管理会社では8時間以内の救助を目標にしているそうです。
エレベーターによっては簡易トイレ、非常用食料・飲料水などが置かれている場合があります。トイレに困らないために常にビニール袋を携帯しておくといいかもしれません。
地震の避難はエレベーターを使うと危険?
大きな地震が発生するとエレベーターは自動的に最寄りの階に停止して動かなくなります。ただ小さい揺れのうちになら使用できるかもしれませんが、何かの事故で閉じ込められる可能性もあります。もしその状態で建物の火災が発生したら・・・。そういうこともあり、避難にエレベーターを使用することは危険だとされています。
地震や火災の避難に使用可能なエレベーター?
地震や火災時に、エレベーターでの避難を前提とした分譲マンションが建設されるそうです。これは日本初のもので、完成予定は平成29年10月とのこと。ひょっとすると、これからこういったエレベーターが増えてくるのかもしれませんね。
まとめ
一般的なエレベーターの動作や対処方法としてまとめてみました。ただ、エレベーターのメーカーや機種によっては、少し違っている部分があるかもしれません。自分がよく使用するエレベーターについては、個別に調べておくといいかもしれませんね。