夏がやってくると飲みたくなるのが麦茶。
どこの家庭の冷蔵庫にも、作った麦茶が冷やされているのではないでしょうか?
香ばしくてスッキリとした後味が、ノドが渇いた時だけでなく食事にも合いますよね。
むかしから日本人に馴染みのある麦茶、実は意外な健康効果があるんです。
今回は、麦茶の健康効果・美容効果・作り方・飲み方を紹介したいと思います。
麦茶の健康効果
【 抗酸化作用 】
体内で過剰に発生した活性酸素は、さまざまな病気の原因となることがあります。麦茶は体の酸化を防いでくれるので病気になるリスクを減らせるのではと期待されています。
【 胃の粘膜の保護 】
「胃の粘膜を保護する効果がある」と静岡大学と京都薬科大学の共同研究でわかっています。夏に疲れやすい胃にはいいのではないでしょうか。
【 血液をサラサラにする 】
血管のつまりや動脈硬化の原因になることもあるドロドロ状態を改善してくれます。
【 体にやさしい 】
カフェインは含まれていません。タンニンもごくわずかしか含まれていません。そのため妊娠中の妊婦さんも安心して飲むことができます。体を冷やさないよう温めて飲むといいでしょう。赤ちゃんに与える人も多いようです。いつから飲ませているかというと、離乳食を与え始める時期からがいいようです。そのままでは苦いので、少し薄めてから与えるようにしましょう。
ノンカフェインなので、コーヒーや日本茶のような睡眠の妨げを心配する必要はありません。
【 低カロリー 】
100gあたり1kcalです。
麦茶の美容効果
あくまで麦茶に含まれている栄養成分などから考えると、次のような美容効果が期待できます。
☆ シミやそばかすを防ぐ
麦茶に含まれている亜鉛には、シミやそばかすが出来るのを防ぐ働きがあります。
☆ 顔のたるみや乾燥肌を防ぐ
麦茶に含まれているケイ素には、肌の保湿やコラーゲンの生成に関係した働きがあります。
☆ 肌や髪の毛がきれいになる
血液サラサラ効果で新陳代謝がよくなり、美肌効果や髪がきれいになることが期待できます。
☆ ダイエット効果を高める
血液がドロドロの状態では、基礎代謝も低くダイエットをしても効果が現れにくいのです。血液がサラサラの状態であれば、基礎代謝も上がりダイエット効果も現れやすいと言われています。
麦茶の作り方
麦茶の作り方によるおいしさと手軽さ
【 おいしさ 】 1.粒の麦茶 2.煮出し 3.水出し
【 手軽さ 】 1.水出し 2.煮出し 3.粒の麦茶
※作り方は購入した麦茶のパッケージに書いてあるとおりで大丈夫です。基本的な麦茶の作り方は次のとおりです。
粒の麦茶
- やかんにお湯を沸かす
- 粒の麦茶を入れて5~10分煮出す
- 茶こしなどでこしながら容器にうつす
- あら熱をとって冷蔵庫で冷やす
煮出し(ティーバッグ)
- やかんにお湯を沸かす
- ティーバッグを入れて3~5分煮出す
- 火を止め5分置いたあとティーバッグを取り出す
- 容器にうつし、あら熱をとって冷蔵庫で冷やす
水出し(ティーバッグ)
- 容器に水とティーバッグを入れて冷蔵庫で冷やす
- 好みの濃さになったらティーバッグを取り出す
麦茶の保存期間
冷蔵庫で保存して2~3日
○ 腐らせないための工夫
・ 容器は耐熱性で密封できるものを使い熱湯消毒する
・ 容器はガラス製を使う(プラスチック製だと傷に雑菌や汚れが付きやすい)
・ 氷水を入れたボウルなどで素早くあら熱を取り冷蔵庫に入れる
麦茶の変わった飲み方
そのままゴクゴク飲むのがおいしいのですが、たまには変わった飲み方はいかがですか?
おいしいという人もいますが自己責任でお試しください。
○ インスタントコーヒーをひとつまみ
○ 砂糖を入れる
○ ミルクを入れる
○ カルピスを入れる
○ 麦茶オーレ(ミルク、砂糖)
○ レモンティー風(レモン、砂糖)
○ 麦茶のソーダ割り(サイダー or 炭酸水)
冬におすすめ
○ ホット麦茶
○ ホット生姜麦茶(生姜)
まとめ
最近では、健康にいいということで海外のお茶に目が行きがちですが、日本の麦茶にもこんなパワーがあるんです。意外と身近に凄いものがあったりするけど気が付かないものですよね。
もし時間があるのであれば、粒の麦茶にチャレンジしてみてください。コクと香りが全く違うことに驚いてしまうかもしれませんよ。