たまに運動をするとなってしまう筋肉痛。長い時は数日間痛みが続いてしまいます。
普段、体を動かしていないから仕方がないなと思いつつも、早く治したいですよね。
筋肉痛の対処方法として、「温める」というのと「冷やす」という方法が紹介されています。
この相反する方法、どちらが正解なのでしょうか?
運動直後は冷やす、その後は温める
筋肉痛の対処方法は、運動直後かしばらくしてからかで違ってきます。
運動直後は冷やすのがいいと言われています。プロ野球のピッチャーが、投げた直後に肩をアイシングしているのを見かけますよね。あれは筋肉の炎症を抑えるという目的があります。炎症してしまうと必要以上に血量が増し、熱を持ち、痛みが増してしまうからなんです。ただ、炎症するほどの運動ではない場合は必要ありません。
その後、筋肉は腫れて固くなってきます。すると血流が悪くなり、疲労物質の排出が遅れてしまいます。筋肉痛が長引くおそれも・・・。そこで、疲労物質を早く排出したり、筋繊維の損傷の修復を早める目的で、温めて血流をよくしようとするのです。
アイシングの方法
アイシングは運動直後から24時間(48時間)までに行うと効果があると言われています。なぜ(48時間)と書いたかというと両方の説があるからです。
ビニール袋に氷を入れたもので冷やす、バケツに氷水を入れ足を突っ込むといものが手軽に行える方法です。ただ注意点がいくつかあります。冷やしすぎて凍傷にならないように気をつけること。氷を直接当てるのではなくタオルを間にはさむなどの工夫も必要かもしれません。スポーツ選手が使っているアイシングバッグを使用するのがいいでしょう。
アイシングは「20分冷やす、通常の温度に戻るまで待つ」を3回ほど行います。長時間冷やし続けるということはしてはいけません。
温熱療法の方法
運動後24時間(48時間)たったあとは、温めることで筋肉痛を和らげる効果があると言われています。温めることで血行が良くなり、新陳代謝がよくなります。すると疲労物質を早く排出することができるそうです。
お風呂につかって温めるのがいいですね。
タオルを温めてビニール袋に入れて、痛い部分に当てるという方法もありますが、火傷には注意が必要です。
睡眠
次の朝には痛みがとれているということありますよね。実は睡眠が一番の回復方法だったりします。夜更かしせずに睡眠を取ることが大切です。通常の筋肉痛なら眠れないほど痛いということは無いと思います。もし心配であれば病院で診てもらいましょう。