田んぼを耕そうと、トラクターを持ち出したこの日、あることが気になりました。
「そういえば、一度もタイヤの空気圧をチェックしたことがない。」
たまに、タイヤを押して確認してみることもあったのですが、自動車と違いタイヤが固くてよくわかりませんでした。結局、放置して今にいたっています。
空気圧不足で使い続けていると、タイヤの寿命を縮めてしまったり事故の原因になったりします。
時間もあることだし、空気圧のチェックをすることにしました。
トラクターのタイヤの指定空気圧を調べる
取扱説明書で確認
タイヤの指定空気圧は、取扱説明書に記載されています。
家のトラクターの型式を見てみると、
(前輪) 2.0 (後輪) 1.6 kg/m2 …??
ネットでいろんなサイトを見てみると、kgf/cm2という単位が使われていたので、もしかしたら記載ミスなのかもしれません。
さらに最近では、kPa(キロパスカル)という単位が一般的なようです。
kgf/cm2を約100倍するとkPaになります。
これが家のトラクターの指定空気圧
(前輪) 200kPa (後輪) 160kPa
タイヤの側面でも確認
タイヤの側面、細長い丸の枠の中を見ると、200と160の数字があるのがわかります。
細かい文字は、すり減って読み取れないが、200kPaと160kPaだろうと予想できます。
タイヤの空気圧をチェックする
空気を入れる前に、現在の空気圧を調べてみます。
エアゲージという道具を使用。
普段、自動車のタイヤの空気圧を見るのに使っているものです。
計測結果がこれ。
(左前)40kPa (右前)55kPa
(左後)75kPa (右後)70kPa
少し空気が抜けているというレベルではありません。指定空気圧の20%しか入ってない場所も…。
この数値が、数年間タイヤの空気圧調整をしてこなかった現実。
続けてタイヤに空気を入れる作業に取りかかります。
トラクターのタイヤに空気を入れる
自動車に使用しているフットポンプ(足踏みの空気入れ)を使用します。
フットポンプに付いてる空気圧計はあてになりません。
そのため、空気を入れたあと、先程使用したエアゲージを見て確認します。
エアゲージが少し高めの数値が出ること、空気が徐々に抜けていくことを考慮し、今回は少し高めの数値に調整しました。
(前輪) 220kPa (後輪) 180kPa
以上で、作業は終了です。
作業後思ったこと
空気入れは、足で踏めばいいので楽にできます。ただ今回は、あまりにも空気が抜け過ぎていました。1つのタイヤに、350回以上踏まなければいけないこともあり、ちょっと大変でした。
タイヤのためにも、安全のためにも、作業を楽にするためにも、タイヤの空気圧調整はこまめにやるべきですね。