テレビを見ていて、セリフが聞き取れないことありませんか?
そのセリフが、物語の重要なキーになっているかもしれません。
聞き取れないセリフがあると気になりますよね。
録画していた場合、巻き戻して字幕表示で確認することができます。
しかし、番組によっては字幕対応していないものもあります。
何より、作品に入り込んでいる集中力を確認作業のために中断したくありません。
そこで、聞き取りづらい原因と対策を考えてみることにしました。
テレビの音が聞き取りづらいのはなぜ?
【 テレビの問題 】
テレビの音が悪い。
【 作品・番組の問題 】
早口、感情込め過ぎ、BGMとの重なりなどによって、多くの人が聞き取りにくいと感じる作りになっている。
【 人間側の問題 】
老化や病気などで、聴力が落ちている。
さまざまなことが原因として考えられます。
今回は、自分で解決できそうなテレビの問題に注目し、原因と対策を考えてみます。
テレビの音が悪い原因
最近のテレビは、薄く・ベゼル(枠)がせまく作られています。
デザイン的にそのほうがよく、スペースも節約できます。
しかし一方では、内蔵できるスピーカーの大きさに制限が・・・。
いい音を出すには、奥行きや大きさが必要。
今のテレビは、「デザイン・サイズ・安さ優先で音質が犠牲にされている」のです。
その結果、迫力のある音が出せなかったり、セリフが聞き取りにくいということがあります。
テレビの音を改善するための対策
「テレビに内蔵されているスピーカーが原因かも」ということがわかりました。
対策として、内蔵スピーカーを使用せず、外部スピーカーやヘッドホンから音を出すということが考えられます。
実際、そういった商品が多数販売されており、購入して使用している人も多いようです。
予算や部屋の環境に合った方法で改善してみてはいかがでしょうか。
本格ホームシアター
( メリット )
- 色んな場所から音が聞こえる
- 音に包まれるような感じ
- 迫力の重低音が出せる
- みんなで楽しめる
( デメリット )
- 必要予算は多い
- スピーカーの置き場所
- ケーブルの処理
- スピーカーの設置場所や設定の知識が必要
- 部屋の作りによっては思った音が出せない
- 大きな音が出せる環境が必要
複数のスピーカーを適切な場所に設置することで、立体的な音響を作り出し、自宅で映画館のような音が楽しめます。
映画好きの人にとっては、あこがれの環境です。
それなりの音量を出すことで、迫力や臨場感が感じられます。
近所の人や家族に気を使う環境だと、楽しみきれない可能性もあります。
予算は、どれだけこだわるかによって変わってきますが、基本的に多くなります。
サウンドバー
( メリット )
- 必要予算は中
- 手軽に音をワンランクアップできる
- スピーカーや配線がコンパクトにまとまっている
- 設置に場所を取らない
- 声を聞きやすくする機能のある機種がある
- サブウーファー付きなら低音も出せる
- みんなで楽しめる
( デメリット )
- テレビスタンドの形や台によっては置き場所に困る
- 商品によっては音がよくなったと感じられないものもある
複数のスピーカーが内蔵されケーブルもスッキリ。
簡単に設置することができます。
家族で楽しむテレビの場合、サウンドバーを選択する人が多いようです。
そのため、さまざまなメーカーから多数の商品が販売されています。
中には、音がよくなったと実感できないものもあるようです。
商品選択は慎重に行ったほうがいいかもしれません。
サウンドバーであれば、店舗で試聴できるところも多いので、聴き比べて選ぶのもいいでしょう。
ワイヤレスヘッドホン
( メリット )
- 必要予算は中
- 電波の届く範囲で動くことができる
- 声を聞きやすくする機能のある機種がある
- 5.1chや7.1chサラウンド対応のものもある
( デメリット )
- 無線方式の違いに気を付ける
- 有線に比べると音質は落ちる
- 電波干渉の可能性
- 大きくて重い
- 充電が必要
- 基本的にはみんなで聞けない
ワイヤレスヘッドホンには、主に3種類の無線方式があります。
2.4GHzデジタル方式無線、Bluetooth、赤外線の3種類です。
無線方式の違いで、特徴も大きく違ってきます。
簡単に比較すると次のとおりです。
音質の良い順
1、2.4GHz 2、Bluetooth 3、赤外線
通信距離の長い順
1、2.4GHz 2、Bluetooth 3、赤外線
価格の安い順
1、赤外線 2、Bluetooth 3、2.4GHz
と、ここまで書きましたが
ワイヤレスヘッドホンにはたくさんの種類があり、機能もさまざまです。
通信に関しても、新しい技術が導入され改善されていたりします。
つまり、上に書いたことはワイヤレスヘッドホンについて一般的に言われていることです。
全ての商品に当てはまるものではありません。
なので、商品ごとの特徴を見て判断する必要がありそうです。
ヘッドホン + 延長ケーブル
( メリット )
- 必要予算は少ない
- 好きなヘッドホンが使える
( デメリット )
- 延長ケーブルが邪魔
- ケーブルの範囲しか動けない
- みんなで聞けない
すでにヘッドホンを持っている人は、延長ケーブルだけ購入すればいいだけです。
手っ取り早く、テレビの音をいい音で聞きたいという場合におすすめです。
テレビのスピーカーからの音とは比べ物にならない良い音がします。
長い延長ケーブルは店舗で見つけることができないかもしれません。
そんな時はネットで購入しましょう。かなり長い延長ケーブルも売られています。