最近、冬になると寝起きにノドが痛くなることが多くなりました。
「ひょっとして、部屋が乾燥しているせいなのかな?」と思い、他の部屋に置いてあった湿度計を寝室に持ち込みました。
すると、湿度は34%!
でも、湿度34%が高いのか低いのか、私にはわかりません。
そこで、快適な湿度について、関係することを調べてまとめてみました。
ちなみに、湿度を「はかる」という漢字。
湿度を測るが正しいようです。
湿度計という言葉があるから「計る」と間違いそうですね。
湿度の高過ぎ低過ぎによる影響
湿度は私たちの生活に、いろんな影響を与えていると言われています。
【 湿度が低過ぎると 】
- 肌の乾燥
- かぜ・インフルエンザにかかりやすい
- 喉の痛み
- ドライアイ
- 静電気の発生
【 湿度が高過ぎると 】
- 結露
- カビ
美容と健康のためにも、湿度の管理が大切なことがわかりました。
体感はあてにならない?
今の部屋の湿度が何%か分かりますか?
私は分かりません。
部屋の温度はだいたい分かっても、湿度が分かる人はなかなかいないと思います。
温かい状態であれば、わかりやすくなるようですが、そんなあやふやな判断に任せられませ。
快適な湿度が分かっていても、体感でそれに合わせるのは、かなり難しいようです。
やはり、湿度は湿度計で測るべきなのです。
湿度管理を行うには、まず湿度計を準備する必要があります。
どんな湿度計が良いのかというと、温度計と一緒になってるのがいいです。
なぜかと言うと、湿度と温度はとても関係が深いからなんです。
そのため、温度計と湿度計が一緒になっているのがほとんどです。
湿度計の設置場所はどこがいいのか?
【 設置する場所 】
- エアコンの風が直接当たらない所
- 直射日光の当たらない所
【 設置する高さ 】
- 測りたい高さ
- 座った時の顔の位置ぐらい
高さによる湿度の違い
通常、上のほうは湿度が低く、下のほうは湿度が高くなります。
これは、上のほうは温度が高く、下のほうは温度が低いため、飽和水蒸気量が違っているのが原因です。
温度と湿度の関係については、あとで説明します。
快適な湿度は?
40~60%
一般的には、だいたい40~60%と言われています。
必要であれば、加湿器を使って湿度を上げれるようにしましょう。
温度と湿度の関係
温度によって、湿度は変化する
空気が抱え込める水蒸気の量は、気温によって変わってきます。
上のグラフの赤い曲線を見てください。
この線が、湿度100%の数値を、表していると思ってください。
気温が低いと少なく、気温が高いと多くなっているのが分かります。
「それがどうしたの?」と思うかもしれませんが、これが加湿器を使う時に大きく関係してきます。
冬には、エアコンで暖房してる家も多いと思います。
例えば、エアコンで室温を20℃、加湿器で湿度50%にした部屋があるとします。
その時の水蒸気量は赤線17.3(単位省略)の半分、8.65になります。
グラフの水色の棒で表しています。
この状態で、温度が5℃まで下がったとします。
グラフの5℃の所に、20℃の時の水色の棒を持ってきます。
すると、水色の棒が赤線を突き抜けてしまいます。
空気が抱え込める水蒸気の量を、超えてしまっている状態。
もちろん、超えてしまっている部分は水蒸気ではなく水滴になってしまいます。
その結果、床や壁などが湿った状態になる可能性があるんです。
不快なだけではなく、カビの原因にもなるので注意が必要です。
温度だけ下がるってどんな状況が考えられるのか?
- 就寝時にエアコンを切って寝る
- 加湿器はつけっぱなし
- 朝、気温が下がる
結構、こういう使い方をしている家庭は多いのではないでしょうか?
朝起きると、床や外に面した壁がびしょびしょになっていることありませんか?
家具の裏にカビがはえていませんか?
一度確認しておくことを、おすすめします。
対策
- エアコンを切ると同時に、加湿器の強さを弱くする
- それでもダメなら、エアコンを切ると同時に、加湿器も切る
- それでもダメなら、エアコンを切る数時間前に、加湿器を切る
- 換気をする
朝の冷えている時の湿度も見て、対策しましょう。