最近、ディーラーやカー用品店で「車のエアコン洗浄しませんか？」みたいな広告を見かけます。それを見るたび、家の車もやったほうがいいのかなと思っていました。
そして本日、自分でやってみました。
車のエアコン洗浄とは
ディーラーやカー用品店でよく行われているのは、簡易的なエアコン洗浄です。エアコン関連の部品の脱着を行わず、洗浄剤でエバポレーターを洗うというものです。脱着して洗浄する本格的なものと比べ効果は少ないですが、短時間で安くできるのがメリットです。
料金
料金は店や車種によって違うようですが、だいたい4,000～6,000円ぐらいが多いようです。
期待できる効果
・エアコンの嫌な臭いを改善
エアコン吹出口の風は、エバポレーターを通って出てきます。長年乗っている車は、エバポレーターにホコリ、汚れ、タバコのヤニなどが付着します。そこに結露の水分も加わり、カビや菌が繁殖すると言われています。当然そこを通ってきた風は臭います。
そんな汚れたエバポレーターを洗浄することで、エアコンの嫌な臭いの改善が期待できます。
自分でエアコン洗浄を実行
ディーラーでやってもらってもよかったのですが、忙しそうだったので自分でやってみました。
準備したもの
- 耐油ホース 5×8 50cm @19×5 ( 104円 )
- アースエアコン洗浄スプレー 防カビ+ 無臭 ( 415円 )
ホースは内径5mm外径8mmで10cm単位で売っているものを50cm。エアコン洗浄スプレーは家庭用のものを準備。ホームセンターで519円。
ただし、今回購入したエアコン洗浄スプレーには
カーエアコンには使用できないと書かれています。いろいろ調べてみたところ、家のエアコンで使用できるものなので洗浄後に十分な換気と乾燥を行えば大丈夫だろうとか、毎回この商品で洗浄していて問題が起こったことはないという情報が結構ありました。今回は十分な換気と乾燥をすることでこの商品を使用することにしました。自己責任です。
ちなみに、カーエアコン用の洗浄スプレーはネットで2,000円前後で販売されていました。
ホースをエアコン洗浄スプレーに取り付ける
ホースをノズルに取り付けようとしたが、少し穴が小さいようで入りません。そこで先の細いラジオペンチのようなもので穴を広げることに。
無事取り付け完了。
作業手順
グローブボックスの上部を外す
グローブボックスを開けるとストッパーで止まるようになっています。ストッパー近くを左右から内側に向かって押し、ボックスを変形させながらさらに下までおろしていきます。
エアコンフィルターを取り外す
グローブボックス奥の写真です。フィルターカバーは左右のフックで止まっています。フックを内側に押してロックを外し、フィルターカバーを手前に引き抜きます。
カバーを外した奥にはエアコンフィルターがあります。手前に引いて取り外します。
エアコンフィルターを取り外した場所から中をのぞくと、ブロアファンが見えます。かなりキレイに見えます。
エアコン洗浄スプレーを噴射
車のエンジンをかけます。
エアコンOFFで最大風量・最低温度・吹出口を正面・風が出るよう開放・内気循環にします。
エアコン洗浄スプレーをよく振り、ホースを差し込みます。ホースを穴の上から通すと、下向きに噴射することができます。ホースがブロアファンと接触しないよう注意しながら、スプレーを全て噴射します。
残った洗浄成分や汚れを洗い流す
エアコンをONにして15分待ちます。
エアコンをONにすることで、結露が発生します。その水で残った洗浄成分や汚れを車外に排出します。地面の水を見た限りでは汚れはありませんでした。 ブロアファンがキレイだったので、エバポレーターも汚れていなかったのかもしれません。
エバポレーターを乾燥させる
エアコンOFF・最高温度で15分待ちます。
エバポレーターが濡れた状態だとカビや菌の発生する可能性があります。温かい風でエバポレーターを乾燥させます。
車内の換気をする
全てのドアを開けて、しばらく換気をします。
エアコン洗浄後の感想
今回の作業は10年以上乗っている車でやってみました。エアコンの臭いは無かったのですが、長く乗っているので汚れているだろうと思い込んでいたからです。しかし、ブロアファンや洗浄後の水を見る限りでは汚れていなかったのではと想像します。当然作業後も何も変わらず異常もありません。
ただ、作業自体は初めてのこともあり面白かったのでやってよかったと思います。家にはまだ他に車があるのですが、そちらはエアコンの臭いが気になり始めたらやってみようと思います。
