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自転車のパンクは虫ゴム劣化が原因かも?寿命と交換方法について

パンク修理1

自転車に乗ろうと思った時、タイヤの空気が抜けていることがありますよね。
実は、正常なタイヤであっても空気は抜けていくのです。
空気を入れれば、普通に乗ることができます。

しかし、空気の抜けるスピードはすごく遅く、数ヶ月で少し抜ける程度です。
もし、前日まで空気が入っていたタイヤが、翌日には空気が抜けてしまっていた場合、タイヤの異常を疑いましょう。

パンクかな?と思ったらまず虫ゴムの確認を!

タイヤの空気が抜けていたら、パンクしていると思うでしょう。
パンクというのは、タイヤに穴があき、空気が抜けてしまう状態のことです。

タイヤの空気が抜ける原因には、パンク以外に虫ゴムの劣化もあります。
虫ゴムの劣化は、自分で確認できる可能性もあり、交換も簡単にできます。

虫ゴムは消耗品なので、数年間虫ゴムを交換していないのであれば、劣化している可能性は十分あります。
自分で修理する場合は、まず虫ゴムの確認をしましょう。

バルブの種類

英式バルブ

一般的な自転車

米式バルブ

マウンテンバイク

仏式バルブ

ロードバイク、マウンテンバイク

タイヤのバルブには3つの種類があります。
虫ゴムが使われているのは、英式バルブです。
ここからは、英式バルブについてお話します。

売っている場所

100均

100均の品揃えは、あなどれません。
ほとんどのお店に置いてあると思います。
価格はもちろん100円(税抜き)です。

ホームセンター

自転車のコーナーに置いてあります。
私が買ったのは、価格が税抜きで100円を切っていました。
なんと、100均よりも安かったのです。

ネットショップ

当然売っているお店はあります。
ただ、虫ゴム単品だと送料がかかりお得とは言えません。
他に買いたい物があり、合わせて送料無料の金額になるのであればいいかと思います。

交換時期

5年持った言う人もいれば、1年や半年でダメになったと言う人もいます。
虫ゴムの品質や、自転車の保管場所、使用頻度などによって違いが出るのかもしれません。
心配であれば、定期的に交換するようにしましょう。
1年で交換するのが、おすすめです。

もし、虫ゴムがダメになったとしても、交換作業はすごく簡単です。
交換時間は、慣れれば数分しかかかりません。
家に替えの新しい虫ゴムを置いておけば、よほど急いでいる時以外は対応できます。

寿命の確認

目で見て分かる状態

虫ゴムが裂けていたり、千切れたりしている。

目で見て分からない状態

タイヤに空気を入れていると、バルブ付近からシューッと音がして空気が入らない。
タイヤに空気を入れた状態で、バルブ付近に耳を近づけると、空気が漏れている音がする。

自転車のタイヤの虫ゴムを交換してみる

家にある自転車の空気が抜けていました。
数日前まで、空気は入っていたとのことです。
調べてみると、虫ゴムの劣化が原因でした。
そこで、虫ゴムの交換を自分でしてみることにしました。

使用する虫ゴム

パンク修理5

ホームセンターで購入。税抜きで100円もしていませんでした。
長くて切断されていない虫ゴムもあったけど、そんなに使うこともないのでこれを買いました。

取り外す部品の名称

パンク修理2

左 上:キャップ
左 下:トップナット
真ん中:プランジャー
右 端:虫ゴム

虫ゴムの交換方法・手順

1.キャップを外す

手で回してはずします。

2.トップナットを外す

手で回してはずします。

3.プランジャーを引き抜く

手でプランジャーの上の部分をつまみ、引き抜きます。

4.プランジャーから古い虫ゴムを取り除く

5.新しい虫ゴムをプランジャーに差し込む

パンク修理6

虫ゴムは、プランジャーの溝の部分までしっかり差し込みます。

何もしないで虫ゴムを入れようとすると、奥まで入らないということになります。
そこで、少し工夫します。
虫ゴムを水に浸けた状態で数回つまみます。すると、中の空気が抜け水が中に入ります。
つまり、水で滑りやすくするのです。

6.プランジャーを差し込む

パンク修理7

プランジャーの横に飛び出した突起部が、溝に入る位置にして差し込みます。

7.トップナットを取り付ける

手で回して取り付けます。

8.キャップを取り付ける

手で回して取り付けます。

9.空気を入れる

虫ゴムが穴の中に残って出てこない場合

通常は、プランジャーを引き抜くと、虫ゴムは差し込まれた状態のまま一緒に出てきます。

しかし、あまりにも虫ゴムが劣化していると、プランジャーから抜けたり千切れたりして、穴に残った状態になる場合があります。今回の作業がまさにそれでした。

パンク修理3

穴の中に、虫ゴムが残っているのが見えます。

プランジャーを引き抜いた時、虫ゴムが全く付いていなかったので、丸々残っている状態です。これを取り除く方法は、マイナスドライバーを差し込んで取り出します。

パンク修理4

私は、クリップを曲げて、引っ掛けるようにして取り出しました。

部品の名称で掲載した写真が、この作業を終えたあとの写真です。
だから、プランジャーと虫ゴムが別々に写っているのです。

作業を終えて

自転車のタイヤの虫ゴム交換は、今まで何度もやったことがあります。特に失敗したということもなく、簡単な作業だと思います。今回の作業後も、空気が抜けるということもなく、バッチリなおりました。

自分でやれば、自転車屋さんに持っていく手間もなく、安くなおすことができます。虫ゴムも手に入れやすいので、自分で作業してみてはいかがでしょうか。